13年ぶりに、風邪をひきました。
こんなややこしい時期に、
風邪をひいてしまい・・・発熱もして長引きました。
PCR検査3回して、陰性だったので、こうして働けています(笑)
風邪は、漢方の世界(古法)では、六経にわけます。
陽経 太陽病 陽明病 少陽病 の3つ
陰経 太陰病 厥陰病 少陰病 の3つ
元々、元気な人は、陽経のどれかになります。
が、
不摂生をしてとても体が弱っていたりすると陰病になることもあります。
単純に、
太陽病からはじまってそのまま太陽病のまま治る場合もありますし、
太陽から陽明に進んでいって、太陽合陽明病になって治る場合もあります。
聞きなじみがあるのは、処方としては、葛根湯です。
どうゆう時に、飲むとよく効くかご存じですか?
傷寒論(2000年前の急性病の、直し方が書いてある)では、
葛根湯は
太陽病、項背強几几、無汗、悪風、葛根湯主之
首の後ろが痛み、汗がでなくて、寒気がするときに、
葛根湯を飲むとよいと言っています。
では、汗がでていたら・・・
それは、葛根湯の証ではなくて、桂枝湯や麻杏甘石湯、
場合によったら白虎加人参湯を使います。
葛根湯を飲んで必ず目のつぶって寝ることが養生で一番大切です。
だいたい、2回くらい服用すると、汗が、じわっとでてきます。
でたら、もう、飲まなくていいです。
何か、症状が残っていたら、
その症状に合わせて漢方薬を変えていくのが、
急性病の直し方です。
漢方薬が、鍵穴に入ると、2回服用で、
動き出して、上手くいくと、2回服用で治ってしまいます。
鍵穴に入れるのは、漢方の腕ですが、治る体力はその人次第です。
特に、女性は、
生理食前や生理中、生理後すぐは、
葛根湯の証でも、葛根湯を、使うと治りが悪くなります。
葛根湯は発汗の剤です。
汗は血を同等と考えるので、
生理前中後は血を消耗を余儀なくされるので、発汗すると
体が弱り、すぐ直るものも、治りが悪くなります。
急性病は時間が勝負で、
早く対応すればするほど、治りや予後がいいです。
興味のある方は、漢方で風邪を治せるところに行って色々お話聞いてみてください。
コメント